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埼玉県熊谷市 曹洞宗 熊谷山 報恩寺

曹洞宗

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4月、8月、10月を除く毎月7日は袖引稲荷縁日。午前9時~11時。お気軽にお立ち寄り下さい。

袖引稲荷の由来

 熊谷次郎直実の娘で、両親の供養のために報恩寺を開かれた玉津留姫は、報恩寺近くのお稲荷様が荒れはててしまっていることに心を痛め、お寺の建物と自分の守り神として報恩寺境内に移しました。
 ある時、玉津留姫は、戦乱のために離ればなれになってしまった妹の千代鶴姫にどうにかして会えないものかと、お稲荷様に一心に願をかけました。願をかけること21日目のこと、白い狐に乗った女性のお姿をしたお稲荷様があらわれ、「そなたの願いは、これより京へ向いて行けば必ずかなうであろう」と、お告げになったのです。
 さっそく玉津留姫は、一人の侍女を連れて京へ旅立ちました。途中、いろいろな危険な目にあったため、二人は黒髪を落として出家し、玉津留姫は妙蓮、侍女は晧月という僧侶としての名前をいただき、黒染めの衣をまとって旅を続けました。
 東海道の焼津(静岡県焼津市)に近い川を渡るとき、たまたま渡し船に乗りあわせた一人の美しい女性の着物の袖と、玉津留姫の袖とが不思議なことに、生き物のように動き結びあったのでした。話をしてみると、その女性は捜し求めていた妹の千代鶴姫だったのでした。
 神さまのお導きによりめぐり会えたお二人は、こうして報恩寺境内のお稲荷様を前にもまして信仰し、のちに人々はこれを「袖引稲荷」と呼ぶようになりました。
 熊谷山 報恩寺ではご祈祷・ご祈願を、この「袖引稲荷」で執り行っております。


ご祈願

ご祈願

ご祈祷

 熊谷山 報恩寺では節分会袖引き稲荷大祭の開催時に祈祷旗祈祷札を受け付けております。  また、その他の各種ご祈祷も随時承っております。
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